森の竹藪にて

ただ吐き出したかったこと

陸奥守吉行を拗らせた審神者の刀ミュ感想

田村心くんの演じる陸奥守吉行の何が良いって、一番はそのアンバランスさだと思うの。
けして弱味を見せず、どこか一線を引いたような態度で、もとの主に対しても割りきったように振る舞う陸奥守。
誰よりも"大人"に見える彼を、顔も体つきも幼さの残るような田村くんが演じるからこそ、こんなにも胸が苦しいんだろなぁって。
本当に何も感じていないなら、あんなに悲しい声で龍馬を思うような歌なんて歌わないよ。ライビュでようやく表情まで見れたらよけいに、もうね、抱き締めてあげたくなったよ。
元の主が死ぬのを見るのは初めてじゃないっていうのは、刀剣男士としても何度も目にしているんじゃないかと私は思うんだよね。何度も何度も一人で受け止めたのかな。そう思うと「あしの為に流す涙は、もう枯れ果ててしもうた」の台詞が辛い。そのあとに「ちょちょぎれるちや~」でちょっと茶化すのがまた辛い。おまえ、そういう所やぞ……
上手く言えないんだけど、陸奥守は元の主の死を"乗り越えた"わけではなく、"飲み込んでる"っていう印象なんだよな~。前を向くことで、そのことに対する思いに蓋をしているような。だから、元の主の死について聞かれても、答えることができない。……っていう陸奥守を拗らせた審神者の思い込み。

陸奥守がこんなにも本心を見せないのは何故なんだろうなって考えるのは、想像にしかならないからやめることにした。
願わくは、いつかミュージカル刀剣乱舞の世界で、陸奥守吉行の口からそれが語られること。そのときはもちろん田村心くんに演じて欲しい。

ほんとはもっと言いたいことがあるんだけど、まとめられそうにないから諦めたw

せっかく書いたからここまでで公開する。